S L A V E F I G H T E R
誰も訪れないような巨大な屋敷。かつては沢山の人を集め、華やかなパーティが行なわれていたであろうその屋敷も今は見る影もないほどに朽ち果てていた。
しかし、その奥、地下深い場所にあれほど熱気が渦巻いているとは誰が思うだろうか。
何百人と集められた人間。その誰もが正装に身を包み、外に出れば誰もが世間で一目置かれる人物であろう事が見て分かる。
彼らは誰もが一方に視線を集中していた。
「あっ!!やはぁっ!!ひぎぃっ!!ひっ!!た、たふっ!!やはあああっ!!」
その視線が集まる先にある一つのリング。そのキャンバスの上では一人の少女が筋骨隆々な男性によって突き上げられていた。
「も、もうやめてへぇっ!!おねがひいっ!!ひゃっ、はあああっ!!」
やっと膨らみ始めたような小さな膨らみとまだ生え揃っていない股間の慎ましい茂みが彼女の幼さを煽る。
しかし、その奥には凶悪な太さと硬さを持った怒棒が少女のまだ熟れきらない肉の華を貫いていた。
「ぎひぃぃっ!!おねっ!!おねがいひぃっ!!死ぬっ!!しんりゃううっ!!」
怒棒は少女の蜜壷よりも太く、情容赦ない蹂躙に蜜壷は血の涙を流す。
少女もその痛みに頭を激しく振って泣き叫ぶが、男は残忍な微笑を浮かべて、なおも激しく突き上げる。
一方的な陵辱ショー。だが、誰もそれを止めようとはしない。それどころか顔に笑みすら浮かべて眺めている。
中には同伴の異性に自分の性器を舐めさせている者までいる。ここは熱気とともにそんな淫気も充満していた。
ここは一部の者にしか開かれていない社交場。そしてその社交場に呼ばれるのは「奴隷」と呼ばれる絶対支配の存在を持った「御主人」と呼ばれる者だけであった。
ここで行なわれるのは、その主人達自慢の奴隷を戦わせるというショー。
殺さなければ何をしてもよし。道具や薬物を使うのは厳禁という二つのルールしか存在しない。
そして、勝者の奴隷は敗者の奴隷をその時だけ自由にできるというルールもあった。それは自然と前述のような陵辱劇へと繋がる。
この狂宴はもう長い間行なわれていて、毎回が大盛況に終わっている。
ショーの終わりが来たのだろう。少女を陵辱していた男が満足げな顔でリングを降り、側にいた自分の主人、妖艶な魅力溢れる美女に祝福されている。対してリングの上では涙を流し、股間からは男の精と自分の血を垂れ流して呆然となっている少女がリングから引き摺り下ろされた。
近寄るものは誰もおらず、少女は主催側の係官に足を持たれて、モノのように引きずられて奥へと消えていった。彼女の主は彼女には興味がなくなったのだろう。誰も席を立つ事はない。
『さぁ、皆さん、お待たせしました。本日最後のショーです』
場内の照明が落とされ、リングにだけスポットライトが当たる。リングアナウンサーの声が場内に響いた瞬間、観客達は手を叩いて喜びの声を上げた。
『青コーナーより、如月弥生様所有奴隷、矢萩仁矢の入場です』
青コーナー側の出入口に照明が当たり、そこから線の細い、しかし筋骨逞しい美青年が姿を現した。ファッション雑誌のモデルをやっていてもおかしくない美貌に観客の女性から歓声が上がる。
仁矢はトップロープを軽々と飛び越えてリングに降り立ってから、自分のコーナーポストに背を預けた。自信に満ち溢れた笑顔の下で彼自身の肉槍が大きく硬く反り返っている。
『続きまして赤コーナーより犬飼晶様所有奴隷、サラ・ウィーニーの入場です』
リングアナのその声に観客達は一層大きな歓声を上げる。あまりの大きさに場内の空気すら揺れた。
赤コーナー側の出入口にスポットライトが当たる。そこには一人の女性が立っていた。
上質のシャンパンで丁寧に染め抜いたような淡い金色に輝く髪は下がり気味のポニーテールに束ねられていて、やや切れ上がった双眸は彼女が持つ意志の強さをそのまま表したかのような輝きを宿している。
彼女もまた一糸まとわぬ全裸で、ツンと上向いた、小粒な乳首が頂点についた豊満な双胸、ユルリと滑らかなカーブを描く括れた腰、キュッと釣り上がった小振りなヒップが全て露になっている。
細身だが、筋肉のラインがうっすらと浮かび上がる腕と脚、腹や背。上等の白磁器のような白さにうっすらと紅を差したような肌。
その堂々とした姿はまるで女神と錯覚してしまうほどの美しさに溢れていた。
女性、サラはリングロープの間からリングに入るとトントンと軽くその場で跳んだ。
仁矢はニヤリとその顔に邪な微笑を浮かべてコーナーポストから離れる。
『本日のメインイベント。矢萩仁矢対サラ・ウィーニーの一戦を開始いたします』
リングアナのその声にリング上の二人は即座に構える。サラは半身に構えて後足に重心を軽く乗せて気持ち仰け反り気味に、仁矢は両足を前後に大きく開いて前足に重心を大きく乗せた極端な前傾姿勢に構えた。
カァァァァン!!
間を置かず、ゴングが高らかに鳴り響く。
ゴングと同時に仁矢が自分のコーナーからその名にある矢のような勢いで飛び出した。
目の前の女を陵辱し、犯しつくす
獣となった仁矢は一直線にサラの両足めがけて飛び込んだ。
サラは落ち着いた表情で仁矢の突進をヒラリと闘牛士のような身のこなしでかわすとその後頭部を遠慮なく蹴り飛ばす。
その一撃に仁矢はもんどりうってコーナーポストに倒れこむが、すぐに振り向いてサラを追う。
サラは二撃目、また頭を狙って蹴ろうとしていたが、それよりも早く仁矢はサラの腰に抱きついて、そのまま押し倒す。
途端に周囲の観客が声を上げる。その声にどこか淫らな期待が入っているのは当然か。
「へへ・・・今まで無敗のまま、誰も犯せず、犯さずのアンタをやれるぜ・・・見ろよ。観客達も期待してる」
仁矢は邪な笑みを浮かべて、サラを上から押し潰したまま顔を寄せる。
「そうかい。悪いけど俺はアンタにヤられる気はさらさらないからね」
サラは顔にかかる息を避けようともせず、ペロリと舌を出してあかんべぇをすると仁矢の腰を両足ではさんで強く捉えて、仁矢の首に腕を回して締め上げた。
「俺とヤれるのは俺の御主人様だけなんだよ。お前はとっとと寝てなっ!」
サラはニヤリと笑うと仁矢の首に回した腕に力を込めて、大きく仰け反る。
「ぐっ?」
サラの腕が仁矢の首に食い込んで数秒も経たない内に仁矢の体から力が抜けた。
ぐったりとしたまま、微動だにしない仁矢の体を下からひっくり返して、サラは自分の勝利を喧伝するように拳を突き上げた。
しかし、歓声を上げる者は一人もいない。いや、一人だけいた。
少年と言われても違和感がないくらい幼さが残る顔立ちと体つきだが、黒いタキシードを普段着のように自然と着こなしている。
世界にいる調教師の誰もが恐れ敬う一族、犬飼家。彼はその現当主、名を晶と言う。
貞淑な尼僧すら一夜も経たず、淫乱な娼婦へと変貌するとまで評される調教師でもあった。
晶だけが拍手をする中、不意に隣の恰幅のいい老いた紳士が声をかけた。彼の足元では裸の少女がひざまずいて一心不乱に、彼のしなびた逸物に舌をはわせている。
「やりますなぁ。さすがは晶様の奴隷なだけはありますね。どうでしょうか、次のファイトは私のトコと・・・・?」
不意に晶の手が目の前に突き出されて老紳士は言葉途中でさえぎられた。
「その話はまた後日という事でいいですか?」
晶は穏やかな笑みを浮かべて、そう告げると席を立って試合場から姿を消した。
試合場の奥にある控え室。奴隷とはいえ、そこは世間一般の設備が整っている上、整備も行き届いている。
そこに続く通路でサラは頭から青いタオルを被って、歩いていた。
白い肌は湯気すら立ちのぼるほど汗を浮かべて、うっすらと朱が差している。
ペタペタと素足で床を踏む音だけがしていたが、不意にその足が止まった。
「やっ」
壁に背を預けた、ちょっと格好をつけた立ち姿で晶がサラの前に立っていた。
「勝利、おめでとう。けど、どうしてあいつを犯さなかったのさ。別に僕は何も気にしないのに」
晶は壁から背を離して、ゆっくりと問い質すように言葉をかけながらサラに近寄る。
「・・・・・・だから・・・・・」
「ん、何?」
ポツリとつぶやくサラに晶は笑顔のまま顔を近づける。まるで無邪気な悪戯っ子のような、その微笑はこれまでにも数々の女性を落としてきた微笑なのだ。
「・・・・この体に触れていいのは晶だけだから・・・・・・」
サラはポツリと、それでもさっきよりははっきりした声でそう告げると顔を真っ赤にしてタオルで顔を隠してしまった。
かっ、可愛い。
サラのその仕草に晶はほんの少しだけよろめいて、すぐさま抱きついた。
「えっ!あっ、ちょ、ちょっと、晶、ま、待ってっ!汗がまだっ!ひくううううっ!!!!」
サラが抗議する間もなく、晶の口がサラの乳首に吸い付いた。
「ちゅうう・・・ちゅぱ・・ぷちゅる・・・くぷ・・・」
「ひぃぃ・・・あ、晶ぁ・・・ダ、ダメェ・・・そんなに・・・吸っちゃ、あうあああ・・・オッパイがぁぁ」
晶はサラの乳首を吸いつつ、片腕でサラを抱き寄せて、もう一方の手で空いている方の胸を強弱をつけて揉み始める。
メロンのような二つの胸から送り込まれる快感にサラは薄桃色の唇から舌を突き出して、あふあふと喘ぐ。
「晶ぁ・・・や、やめてぇ・・・汗ぇ・・・汗流させてぇ・・・」
力の入らない両手でサラは晶を押し離そうとするが、晶は構わず、サラの胸を責め続ける。
「は・・・はぁ・・・ひ・・・む、胸ぇ・・・・胸が変になっちゃうう・・・・」
大きく開いた口から涎が漏れるのも構わず、サラは自分の胸を苛め続ける晶の首に両腕を回す。
サラの両腕が自分の首に回されたのをきっかけにしてか、晶はサラの胸を揉んでいた手を下ろすと自分のズボン、その股間のジッパーに手をかけた。
音もなくジッパーを下ろし、そのズボンの中から少年とは思えない大きさのペニスが顔を出す。
「は・・・あ・・・ひぃぃ・・・あ、晶様ぁぁ・・・も、もう許し、ひはああああああああああっ!!!!!」
目に涙を浮かべてサラは許しを乞うが、言葉の途中で自分を貫いた衝撃に天を仰いで叫んだ。
「ひっ!いっ!あ、あきっ!晶様ぁっ!ひいぃっ!お、おっきっ!晶様のチンポっ!おっきいひぃっ!」
サラの体が大きく上下に揺れる。一拍遅れて胸も晶の目の前で大きく揺れる。もちろん揺らしているのは晶であり、サラの肉壷にはペニスが深々と突き刺さっていた。
サラの背中を壁に押し付け、半ば強引に体を割り込ませて突き上げる。
「ひ、ひいっ!あ、晶様のっ!ゴンゴン来るぅっ!んはああっ!!」
「く、むっ・・・サ、サラのオマンコ、キュウキュウ締め付けてくるね。そんなに欲しかった?」
腰を抱えて突き上げつつ尋ねる晶に、サラは言葉もなく何度も頷いた。
言わないのではなく言えない。言おうとしても快楽の悲鳴だけが、晶によってはじき出されてしまう。
それでも嬉しい。見ず知らずの男の体臭と自分の汗の臭いがまだするはずの体を愛してくれている。そう思うだけで、サラは何度か小さなエクスタシーを感じていた。
「ひっ・・・ひんっ・・・ひは・・・はぁ・・・あ、晶様ぁ・・・はひぃ・・・は、あああ・・・・・」
乱れた前髪に隠れてしまっていて表情は分からないが、その隙間からのぞく唇は悦楽の微笑を浮かべ、ヨダレが端からトロリと零れている。
宙で揺れているだけだったサラの両足もいつしか晶の足に絡みつき、腰を押し付けてきた。
「く・・う・・・サラのオマンコ、やっぱり気持ちいいね・・・く・・・うぁ・・・」
晶もまた主然とした微笑を浮かべて余裕を見せているものの、その実はサラの肉壷からくる快感に今にも暴発してしまいそうだった。
入れた瞬間、グジュグジュに潤う肉壁が吸い付くように締め付けてきた。その力加減も場所によって微妙に違っている上、肉壁の天井は細かいザラザラがあって、擦る度に腰が抜けそうになるような快感を与えてくれる。
名器と言えるその肉壷を味わえるのは自分だけ。そう思うだけで晶の快感は加速していき、サラを抱く手には自然と力が入る。
「ひっ!ひぃぃっ!はっ!あはぁっ!はっ!は、激しひぃっ!!晶様ぁっ!!」
勢いを増していく突き上げに、サラもたまらず悲鳴に似た嬌声を上げつつも、その肉壷は晶のペニスをさらに強く締め付けてくる。
目の前で大きく揺れるサラの胸に顔を埋め、晶はさらに腰を振って、サラの肉壷、その奥にペニスを叩きつける。
「ひ、はぁ、も、もう・・・イ・・イッちゃう・・・あき・・ら・・・様ぁ・・・・」
「く・・ぼ、僕も・・・出すよ・・・・サラの中に出すよ・・・・」
晶は腰をさらに激しく振り立て、サラも腰を振ってお互いに深く繋がりあおうとする。
グチュグチュとした水音と二人の荒っぽい吐息だけが薄暗い通路に響く。
「びぐうううううううっ!!!!」
「んぐうっ!!」
大きな音を立てて、ペニスが肉壷に根元まで突き刺さった瞬間、二人は全身を大きく震わせた。
ビュグウッ ドビュウッ ブバビュクウッ ドビュウウウウッ
「っ・・・っ・・・っ・・・んはぁぁ・・・出てるぅ・・・」
「くっ・・うっ・・・うう・・・うぅう・・・・」
自分の胎内に注ぎ込まれる晶の精液。その熱さと勢いにサラは天を仰いだまま、うっとりと微笑を浮かべて身を震わせた。
晶は震える腰を強く押し付け、少しでも奥へと精を注ぎ込もうとする。
「ひんっ・・・・晶様の・・・・いっぱいぃ・・・・子供、できちゃうぅ・・・・」
至福の微笑を浮かべて精を受けるサラの淫靡さに晶はさらに多くの精をサラの中に注ぎ込む。
長い時間をかけて、精の全てをサラの中に注ぎ込んだ晶は腰を引いてペニスを抜き取った。
「はぁぁぁぁ・・・・ん」
うっとりとした微笑を浮かべながら、サラはその場に座り込んでしまった。
「ふぅぅ・・・ひっ!?」
晶もまた満足そうな微笑を浮かべて壁に手をつく。しかし、いきなり下腹から来た気持ちいい衝撃に思わず間抜けた声を上げてしまった。
「へ?サ、サラ・・・・何してんの?」
驚いて下を見てみればサラが晶のペニスを口に含んで、しゃぶっていた。
小振りな薄桃色の唇に、黒光りする肉茎が飲み込まれていく。
「ふ・・・んむぅ・・・ちゅぶ・・・ちゅ・・・ジュル・・・くぷ・・・じゅぽ・・・」
ズルチュパと下品なすすり音を立てて、サラは唇だけで晶の肉茎をしゃぶる。
頭を振る度、それにつられて淡い金色の髪も揺れ、その隙間からサラが晶のペニスをしゃぶる様子が見え隠れしている。
「くぅぅ・・ふ・・・んん・・・・い、いいよ。サラ、とっても気持ちいい・・・・・」
その光景に晶は精一杯の余裕を含んだ微笑を浮かべるが、時々腰が跳ねて、ペニスをサラの喉に突き込んでしまっていた。
「ぐふっ・・・う・・・うむぅん・・・じゅぱ・・・ぷちゅる・・・くちゅ・・・じゅぽぶ・・・」
晶のペニスが喉をえぐる度、サラは苦しそうにえづくが、その顔はうっとりと蕩けていて、瞳は悦楽に潤んでいた。
両手を床につき、まるで猫のような格好で一心不乱に晶へ奉仕を続ける。
自分だけ。サラがそんな姿を見せるのは自分だけなのだと思う度、晶は全身に電気が走ったような快感を感じて、体を震わせた。
サラもまた同じだった。
自分の舌で、口で気持ちよくなっている。気持ちよくなってくれている。
晶の様子を見て、サラは奉仕に一層の熱を込める。サラも晶も気がついてはいないが、サラの肉壷からは大量の蜜が溢れて床を濡らしていた。
「ふ・・・んん・・・じゅぱ・・・ぷじゅ・・・んぐ・・・んぅ・・・ちゅぼ・・・ぶちゅ・・・ふっ・・・・んっんんんんっ!!!!」
突然、サラの腰がビクビクと短く痙攣し、肉壷からさらに大量の蜜が噴き出した。
「ぷは・・・あ・・・はぁぁ・・・はぁぁ・・・はふぁ・・・ああ・・・き、キレイになりましたぁぁ・・・・」
悦楽に蕩けきった笑みを見せて、サラはその場に座り込む。
「・・・・・・サラ・・・ひょっとして、しゃぶっただけでイッちゃったの?」
サラのその表情を見て、晶は冷たい微笑を浮かべるとサラの頬を軽い手触りで撫でた。
「はいぃ・・・晶様のオチンポ・・・すごく良すぎてぇ・・・口だけでイッちゃいましたぁ・・・」
晶の手に頬を摺り寄せて少女のように甘えるサラ。その顔に浮かべた微笑は晶に奉仕できる事への幸福感に満ちていた。
「そう、よかったね。でも、僕はまだイッてないんだけど?」
苦笑する晶を見上げて、サラは「分かっています」と言うように微笑むと体をひっくり返して、腰を高く掲げた。
うっすらと紅色づいた大きな白桃が晶の目の前に捧げられる。その真ん中、紅く色づいた花弁の間からトロリと白い粘液が零れ落ちる。
「ど、どうぞ。晶様・・・サラのオマ・・・オマンコに満足するまで射精・・・してください・・・・」
尻タブを自分で割り広げると、花弁からさらに大量の白濁液がゴポリと音を立てて零れ落ちた。
サラはさも自然に喋ったが、その表情と言葉尻に隠れた恥ずかしさを晶は見逃さなかった。
一流モデルと比べても引けを取らないスタイルと顔のよさを持つ女性が羞恥に全身を震わせ、それを気取られないように精一杯に隠そうとする。そしてその全てを捧げている。
この状況に晶のペニスはさらに猛々しく起き上がり、その肉茎には血管が浮き出ているほど硬さを増していた。
「そんなにサラのオマンコで射精してほしい?」
晶はサラの背中に圧し掛かるように体を被せて、耳元で囁く。同時にペニスの先端で花弁と肛門をくすぐるのも忘れない。
「ふぁ・・・ひぃ・・・は、はいぃ・・・射精してほしいですぅ・・・サラのオマンコに・・・いっぱいぃ・・・」
顔を薄紅に染めて、顔を向けてのお願いに晶はニッコリと笑顔を浮かべてゆっくりと腰を勧めた。
「うああぁぁぁぁ・・・・は、入ってくるぅぅ・・・チンポ、気持ちいいぃぃ・・・・・」
「うくっ・・・うう・・・サラ、締め過ぎぃ・・・」
二人の声はしばらくの間、通路から止む事はなかった。
それから数日して犬飼家に晶宛の封書が届いた。差出人は過日の地下闘技会「SLAVE FIGHT」の主催者からだった。
「珍しいな・・・・」
広々としたリビングに置かれているソファにみたれて、晶はその封書を開けるとその中身に目を通した。
「・・・・・・・・・・ふむ・・・・・・・・・・」
書簡に目を通して、晶は顎を軽く撫で擦ってからかしわ手を二、三度打った。
「お呼びでしょうか。御主人様」
細い黒革の首輪を巻いたメイドがやってくる。何かを期待しているのか、瞳は潤んでいて、頬はうっすらと赤い。
「サラを呼んでくれないか。ちょっと尋ねたい事があるからね」
素っ気無い晶のその言葉を聞いてメイドは落胆した。それを顔や態度に出さないのはさすがと言うべきか
しかし、彼女は自分の主人というものを見誤っていた。
「沙耶。今夜、僕の部屋においで。たっぷりと可愛がってあげるよ」
優しげな微笑を浮かべて晶はメイドにそう告げた。
「・・・・・そ、それでは失礼します」
努めて平静を装ったメイドであったが、その背中は誰が見ても分かるくらいに喜びで弾んでいた。
30分ばかりして扉が開いた。
「晶、呼んだ?」
開いた扉の隙間からサラが頭だけをピョコッと出して声をかけてから、入ってきた。
「呼んだよ」
晶はまるで子供のように微笑んでサラを迎える。主従とは思えない、恋人同士かと思えるような空気が部屋を満たす。
「用があるんだって?一体・・・・・?」
問いかけの途中で晶はサラに一通の手紙を渡す。サラはその手紙に目を通した。
「SLAVE FIGHTの主催者からね。サラがあまりにも強すぎるから次はハンディキャップマッチにしてくれだってさ。で、どうする?」
ソファに寝転がったまま、見上げるようにしてサラに顔を向ける。
「嫌だったらいいんだよ。参加するかどうかはサラに任せる」
SLAVE FIGHTに初めて参加する時からそうだった。「やれ」と強制できる立場にいるのに決してそれをやろうとはしない。
そんな晶にサラは魅かれているのであり、その口から出る答えも決まっていた。
「いいよ。またブッ飛ばしてやるさ」
拳と掌を打ち合わせて自信に満ちた微笑を浮かべる。晶の期待に応えたいという気持ちがはっきりと表れていた。
「じゃあ、連絡しておくよ」
晶は微笑を浮かべるとサラを手招いた。
首を傾げてサラが近寄った途端、その手を掴んで一気に懐に抱き寄せた。
「ちょ、ちょっとっ、何っ!?」
「いや、まだ晩御飯まで間があるし」
「だからってっ!!ひゃああんっ!!やっ、やだぁっ!!」
晶の指がサラの性感帯を的確に捉え、サラは抵抗する力を失ってしまう。
「ああう。そんなぁ・・ダ、ダメェ・・・そんなにかき回さないでぇぇ・・・あぅぅ・・・・晶様の最高ぅぅ・・・・」
「くぅっ。そんなに締め付けないで・・・くはぁ・・・やっぱり・・・いいぃ・・・」
しばらくの間、リビングからはムッとした熱気とともに二人の喘ぎ声が止まる事無く聞こえていた。
SLAVE FIGHT当日。会場は異様なほどの熱気に溢れていた。
会場を埋め尽くす人達は誰もが中央のリングにギラついた視線を送っている。
そのリングに立っているのはサラと五人の男奴隷だった。男奴隷達はどれもが眉目秀麗な美少年ばかりだ。
無敗の蹴撃奴隷サラ・ウィニーと五人の美少年奴隷によるハンディキャップマッチ。それが今日のメインイベントだった。
サラと言えども初めての多人数相手に今夜こそは・・・そんな期待を抱く者達が多かった。
中には頭の中でサラが陵辱されている場面を想像しているのか、ズボンの股間が大きく張り出している者までいた。
『それでは本日のメインイベント。5vs1ハンディキャップマッチを行ないます』
リングアナウンサーの声に場内は怒号のような歓声が沸きあがる。
リングアナウンサーがリングから降りるやすぐにゴングが鳴り響き、少年奴隷達は一斉にサラめがけて襲い掛かった。
だが、素人丸出しの動きにサラは慌てる事もなく落ち着いて迎え撃つ。
こんなヤツラが相手だなんてプロモーターも何考えてやがんだか。
心の中で首をかしげながらサラは向かってくる相手を次々と撃ち伏せていった。
このままサラの勝ちで終わるのか。会場の誰もが分かりきった結末に落胆を示した時、いきなりサラの背後から誰かが羽交い絞めにサラを捕らえた。
「えっ!?こ、こらっ!は、放せっ!!こらぁっ!っ!!!きゃああああっ!!」
羽交い絞めに捉える少年を振りほどく間もなく、他の少年達が殺到して、サラはその場に押し倒される。
同時に周囲からはこれまでより数段大きな歓声が上がった。
「このおっ!!放しやがれっ!ブン殴るぞ、コラァッ!!」
怖い形相で少年達を睨みつけるが、少年達は全くの無視を決め込んで、サラの体を押さえつけていく。
四人が両腕、両足の上に跨って自由を奪う。
「さ、始めますね」
「こんなキレイな人、僕、初めてです。それを自由にしていいなんて・・・」
「はぁ、僕、貴女に憧れていたんですよ。それがこうして・・・・」
「僕・・僕・・こうしているだけで・・・ああ・・・貴女の足が僕のぉ・・・」
少年達は恍惚の表情を浮かべて自分の尻をサラの両腕、両足に擦りつける。その間では少し皮かむったペニスがビクビクと震えながら硬くそそり返っていた。
その様子を目にした晶は険しい顔をしていたが、動く気配は無い。
だが、組んだその手はタキシードの袖にシワが寄るくらいの力がこめられ、震えていた。
「やめろぉっ!!お前ら、こんな事して、タダで済むと思ってんじゃっ!!ひ、いいっっ!!」
リング上ではなおも暴れるサラに少年達の舌が襲い掛かった。
「くううっ・・や、やめっ・・んくうっ・・ふ・・んううっ・・・」
少年達の舌はサラの性感帯を的確に捉えて、責めてくる。身動きが取れないサラは身を捩り、歯を食いしばって声を押し殺すしかできなかった。
「お姉様・・・声を出してください・・・」
「凛々しいお姉様を気持ちよくしたいんです、僕達は」
両腕を押さえる少年二人がサラの耳元で囁き、その耳たぶを唾液塗れにさせてしゃぶる。手はサラの乳房に伸ばされ、少年の手の中で形を変えていった。
「ほら・・・お姉様の御主人様、こちらを見ていますよ・・・」
右足に乗る少年の一言にサラの体が凍りついた。目に涙が溢れ、歯の根がカチカチと音を立てて震えだす。
「・・・クスクス・・・耐えられないって顔をしてますね。ほら、御覧になったらどうです
左腕に乗る少年の囁きに、サラの顔から次第に血の気が失せ始めた。
「さぁ、お姉様が乱れる姿、皆さんに見ていただきましょう」
左足に乗る少年が恍惚とした微笑を浮かべてサラの内腿にザラリと舌を這わせる。
「ヒィィッ!!」
内腿を這う舌の感触にサラの口から悲鳴が上がる。
そして、それを合図として少年達は目の前に捧げられた美肉に一斉に群がった。
続
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後書
お久しぶりです
続き物にする予定はなかったのですが、この二人の事を最後まで書いてみたくなり
無理を言って続きものにさせていただきました
承諾してくださった革叛さんには感謝いたします
今回は前・後編の二本立てのようになってしまいました
そんな気はなかったのに・・・・何故か膨れ上がりまくってしまって
続いちゃいました
というわけで次回のタイトルは「SLAVE LOVER」です
・・・・あまり楽しみにしないで、お待ちください